家族

多かれ少なかれ。
家族の悩みは誰もがありますよね。

理不尽だったり、苦しめられたり、助けられたり、出ていきたかったり、放っておけなかったり。
いなくなってから、初めて考えることもあります。

家族とはなんだろう…。

それだけは、いくら本を読んでもわからないものです。
時間をかけて自分で考えるしかない…のでしょうね。

松本清張 〔 1909 – 1992 〕半生の記

新潮文庫 / 1970年発刊 / 192ページ
初出:1966年 河出書房新社

松本清張(敬称略)は何冊か読んでいました。
『黒革の手帖』『共犯者』『十万分の一の偶然』など。

暗いタッチが目立ち(またそこが好きなのですが)、どのような半生があったのだろうと気になってました。

すると。
そのままの題名の本があったのです。
家族ではじまり家族で終わる内容に、暗いタッチの原形を感じました。

読書感想文をnoteにUPすると。
いつも読んでくださっていて、私よりずっと読書量が多い読者さんから「『半生の記』読みたくなりました」と短いコメントをいただきました。

初めての読者さんからも「松本清張の人生、初めて知りました。思わず母に説明してしまいました」とコメントがありました。

ちょっとほっこりしながら「母様にまで説明されたとは、なんだかうれしいものです」と返したのを覚えてます。

それにしてもです。
松本清張の著作は700冊以上あるとか。
次は、どのあたりを読めばいいのか迷いませんか。

ですので、参考になればと。
鷹の巣書店では、読んだ本のネタバレ読書感想文をUPしております。

なかにし礼 〔 1938 – 2020 〕 兄弟

文春文庫 / 1998年刊 / 348ページ
初出:オール読物 1997年6月号~
カバー写真:瀬尾明男

読書感想文をnoteにUPすると。
コメントをいただいたのは、以前に、なかにし礼(敬称略)から作詞の指導を受けていたという読者さんでした。

原稿用紙に空白がないくらい真っ赤に添削された。
でも最後には「あなたに才能があるから、私も本気で添削してるんです」と書かれていた。
それでも、あまりの厳しさに半年ほど何も書けなくなった、というエピソードを興味深く読ませていただきました。

ほかにはドラマとなった『たのむから死んでくれ』を見たという読者さんが3名ほど。
あのドラマは強烈だったのを思い出して、家族の中でも兄弟というのは特殊な関係なのを実感しました。

「若い頃に読んだときは兄の身勝手さしか残らなかった、でもいま読んだら感想変わるのかな……」というコメントも。

そうなんです。
同じ本を同じ人が読んでも、時期が変わると残るところまで変わるんですよね。
私も今読み返したら、感想が少しちがってくるのかもしれません。

1度読んだ本であってでも。
再読のきっかけにもなればと、ネタバレ読書感想文をUPしております。

沢木耕太郎 〔1947 – 〕 無名

幻冬舎 / 2003年刊 / 254ページ

ノンフィクションは好きなので、読みたいなと思っていた沢木耕太郎(敬称略)です。
で、最初の1冊は、大ヒット作でもない『無名』でした。

最初の1冊って、けっこう大事じゃないですか。
2冊目を読みたくなるのか、もういいなとなるのか、決まってしまうときもあります。

この1冊でよかったのかな…と、どこかで思いながら読書感想文をnoteにUPしたあと。

「この無名は、作品の存在すら知らなかったです。読まないといけないと思いました」と、沢木耕太郎が好きだという読者さんからコメントをいただきました。
ああ、この本でよかったなと、ちょっとだけうれしくなったのを覚えています。

代表作の『深夜特急』についてのコメントもありました。
すっかり沢木耕太郎が好きになっていた私は「次はそれに行きます」と返信したのですが、実はまだ読んでないのが不甲斐ないです。

沢木耕太郎は280冊ほどの著作があるとか。
いくら好きであっても、とても、これ全冊は読めないじゃないですか。

そんなこともあって。
内容がわかればと、あえてネタバレ読書感想文でUPしております。