この物語は長編。
読むのには2通りがあります。
『紀元前92年、ヒダカの海を渡る』として読む
1つは、元となる note で読む。
『紀元前92年、ヒダカの海を渡る』として写真やイラストを交えて。
217ページあります。
なので、ここでは一気読みできるようにと、写真とイラストを31点選んで、主人公ナオトの目線のシーンを抜粋しました。

『縄文の末裔 ヒダカの海を渡る』として読む
この物語の、2つ目の読み方は。
『縄文の末裔、ヒダカの海を渡る』として読む。
もちろん鷹の巣書店で購入して本として手にとって、縦書きの活字で、上下巻609ページをめくって。
私としては。
こちらの読み方のほうをおすすめしたいものです。
それはともかくとして、ここでは、著者の安達さんからいただいた資料を突き合わせて、登場人物それぞれの目線を探ってみました。

『縄文の末裔 ヒダカの海を渡る』は長編小説。安達さんは、書くのに4年を費やしたとのこと。
見て、調べて、書いて、推敲して。
新たな説が出れば、また書き直す。
その繰り返しの中で、多くの資料で裏打ちされて、登場人物たちが重力を帯びていったのでしょうね。
縄文のころの世界に興味がある人は、…いえ、ない人でも、資料を目にすればある程度はイメージがつくかと。

ちなみに。
安達さんは、立派な書斎があるのだろうな…と私は思っていました。
聞いてみると、街中のカフェで書くそうです。
指定の席とならないように、あちこちに席を替えながら。
資料の保存は、古いノートパソコンで。
着想があれば、常に尻ポケットに入れてあるノートに書き出す、というのが意外でした。

あ、あと。
安達さんは、地名については、当時の人々がこれらの名で呼んでいたのかは疑問がある…としてます。
言葉については、東北地方や八丈島の方言には縄文の形跡が残っているという説や、何百年か後にはなるが万葉集を参考にしたとのこと。
で、登場人物は「吾れ(おれ)」と言うとしたそうです。
国語の先生かと思ったらちがう。
すっごい読書家なんですよね。
